ダイエットって続かないし、効果も出ない!そんなあなたは脂肪について正しい知識はありますか?
ひとことに「脂肪」と言っても、種類によって対処方法も変わってきます。
あなたが気になるのはどのタイプの脂肪でしょうか?
まずは正しい脂肪タイプをきちんと認識して、対処法を学びましょう。

ダイエットの前に、肥満度チェック!

細身の女性が美しいと思われがちな現代の日本では、自分のことを太っていると勘違いしている女性はなんと全体の八割にものぼります。あなたは本当に痩せる必要がありますか? 間違った知識での自己判断や、無理なダイエットは本当に危険です。 以下の正しい測定法で自分の肥満度をチェックしてみましょう。

あなたの気になる脂肪はどちらの種類ですか?

皮下脂肪は皮膚の下にある皮下組織という部分につく脂肪です。皮下脂肪は、備蓄エネルギー用のため、一度たまると落ちにくいのが特徴です。生活週間病などの原因にはなりにくいですが、外見上、肥満が目立ちますし、皮下脂肪の付き過ぎは骨格などに負担をかけますので良いとは言えません。また、皮下脂肪が蓄積されたままでいると、セルライトが出来やすくなります。

内臓の周りにつく脂肪で、たまりやすく落ちやすいのが特徴。加齢と共に蓄積しやすくなるという特徴があります。内臓脂肪型の肥満は、さまざまな病気を引き起こしやすく、「メタボリックシンドローム」といい、治療の対象として考えられています。内臓の周囲につくので外見からは分かりずらく、CTスキャンなどで断面図をチェックします。簡易チェックが可能な体脂肪計もあります。

脂肪を落とす有酸素運動と、食事制限で健康的に美しくなりましょう。有酸素運動とは酸素を多く取り入れる運動で、ジョギング、ランニング、水泳などがそれにあたります。また、皮膚のすぐ下にあるため外からの力も加えやすいので、マッサージも効果的です。

内臓脂肪は、皮下脂肪と比べて、運動・食事の改善などで楽に落とすことができます。内臓脂肪を減らす方法としては、食べないでやせる、というのは逆効果。1日に必要なエネルギー量を認識し、栄養のバランスを考えた食事を規則正しくとること、適度な運動をすることが重要です。