胸(バスト)について

人工乳腺法とは

人工乳腺法とは、人工乳腺(バストインプラント・バッグ)を腋の下など目立たないところから乳腺下、または大胸筋下に入れ、胸のボリュームや張りを出す方法です。
早く確実に胸を大きくしたいなら、人工乳腺法が最も効果的な方法です。

施術法

あらかじめ決められた切開部を3~4cm程切開し、乳房には傷つけないよう乳腺下にバックを挿入します。
スペースの位置や大きさを確認します。バッグの挿入後、傷口を細かく丁寧に縫合し、最後にサポーターとガーゼで固定します。

人工乳腺法

特徴

  • ・施術中、鏡を見てバストの大きさと感触を決められる。
  • ・バックの種類によっては、周囲の組織と馴染むまでマッサージなどをしないと硬くなってしまうことがある。

プチ豊胸術 (SUB-Q)とは

SUB-Q(ヒアルロン酸)とは、もともと人体に広く存在するムコ多糖なので、身体に安全なものです。
SUB-Q(ヒアルロン酸)の効果の持続期間は、通常使用されるヒアルロン酸に比べると粒子が約10倍と大きく、効果の持続期間は、約1~2年間です。

施術法

局所または静脈麻酔をして、胸の奥にある乳腺下・周囲にSUB-Q(ヒアルロン酸)を注入します。

SUB-Q

特徴

  • ・安全です。
  • ・メスを使用しません。
  • ・レントゲンには写りません。
  • ・妊娠、出産には影響しません。
  • ・持続期間は、1~2年間です。
  • ・誰にも気付かれない自然な感触です。

脂肪注入法とは

脂肪注入法とは、自分自身のお腹や太ももなどの余分な脂肪を吸引し、その脂肪を胸に注入して豊胸する方法です。
注入された脂肪は、約1ヶ月で安定しますし、生着しなかった脂肪は自然に吸収されます。

施術法

脂肪注入法は麻酔をかけてから、通常の脂肪吸引と同じように極細の管で脂肪を吸引します。
吸引した脂肪を生理食塩水で洗浄し、状態の良い脂肪だけを注射器で胸に少しずつ注入して形を整えます。

脂肪注入法

特徴

  • ・手触りや見た目が自然な仕上がりになる。
  • ・自分の脂肪を使うので拒否反応がない。
  • ・元に戻る場合がある。
  • ・脂肪が吸収されて希望の大きさにならない場合がある。
  • ・しこりが出来る場合がある。

脂肪幹細胞増大術とは

脂肪幹細胞増大術とは、自分自身のおなかや太ももから吸引した脂肪の中から、幹細胞の密度を高めた脂肪を採取して胸に注入して豊胸する方法です。
注入された脂肪は、生着しますのでとても自然な形とサイズが実現します。

施術法

脂肪幹細胞増大術は、全身麻酔で行います。小さく切開し、脂肪吸引器により皮下脂肪を吸引します。
吸引した脂肪の一部から細胞を採取して、注入する脂肪と混合させます。細胞を混合させた脂肪を、CAL組織増大術専用に開発された特殊な注射器で微量ずつ広範囲にわたり移植していきます。

脂肪幹細胞増大術

特徴

  • ・手術時間は、3時間くらいです。
  • ・数日間は、腫れが強いため入院が必要な場合がある。
  • ・傷跡が小さい。
  • ・脂肪が吸収されづらく生着率が高い。

乳房縮小術(リダクション)とは

乳房縮小術とは、大きすぎるバストを体や骨格のバランスに合わせ、小さく整える手術です。
大きなバストは憧れの対象でもありますが、その半面、肩こりなど深刻な悩みの原因にもなります。
手術後は授乳出来なくなる場合もありますので、しっかりとカウンセリングで質問してみてください。

施術法

乳房縮小の手術は、局所麻酔と静脈麻酔、または全身麻酔をします。
乳房の下の大きくなった乳腺組織・脂肪組織を除去するとともに余分な皮膚を切除して縫い縮め、バランスを整えます。

乳房縮小術

特徴

  • ・手術時間は、5~6時間ほどです。
  • ・バスト全体にハリを取り戻すことができます。
  • ・肩こりや頭痛、猫背や下垂などの要因を改善します。
  • ・傷が残ってしまう場合があります。
  • ・大きさや状態によって術式が大きく異なります。

乳房吊り上げ術(マストペクシー)とは

乳房吊り上げ術とは、授乳後や老化により垂れてしまったバストを吊り上げる手術です。
大部分が脂肪からなるバストは、皮膚や筋肉の衰え、特に授乳といった原因で、最も垂れやすい部分です。
乳房吊り上げ術により、たるんだ皮膚を取り除き、バストを吊り上げて若々しいバストが蘇ります。

施術法

下垂乳房形成の手術は、 局所麻酔と静脈麻酔(場合によっては全身麻酔)で行います。
乳房の下の余分な皮膚を切除して縫い縮め、バランスを整えます。

乳房吊り上げ術

特徴

  • ・手術時間は3時間ほどです。
  • ・バランスを見て、ほどよい大きさとハリのあるバストになります。
  • ・乳腺組織を切除しないので手術後の授乳にも影響ありません。

陥没乳頭とは

陥没乳頭とは、乳頭が陥没して凹んで(へこんで)いる状態のことをいいます。
陥没乳頭には2タイプあり、刺激を与えることで乳頭が出てくる場合は「仮性」、埋没したままの場合は「真性」です。
真性の場合は、授乳にも支障が出ることもあり、くぼみから細菌が入ると乳腺炎を起こすこともあります。

施術法

陥没乳頭の手術は、 局所麻酔をします。乳頭の付け根から乳輪にかけて2~3箇所カットし、陥没の原因となっている組織の癒着を解き、乳頭を引き上げて固定し縫合します。

陥没乳頭

特徴

  • ・手術の時間は、約2時間ほどです。
  • ・傷跡はほとんど目立ちません。
  • ・母乳の通り道である乳管を傷つけず残した状態で行う方法もあり、術後の授乳にもほとんど影響はありません。

乳頭縮小とは

乳頭縮小は、妊娠などにより大きくなってしまった乳首や左右の大きさが違う乳首を、小さくバランスの良い形に整える手術です。
手術はこの部位の余分な組織を取り除き、小さく縫い縮めるというもので傷痕もほとんど目立ちません。
組織の一部のみの処理ですので、授乳に対する影響も最小限に抑えます。

施術法

乳頭縮小の手術は、局所麻酔で行います。乳首の側面の数箇所を切開し、幅・高さのいずれかまたは両方を小さくします。

乳頭縮小

特徴

  • ・手術時間は、1時間ほどです。
  • ・乳頭縮小の手術は、確実性が高く、傷跡が目立ちません。

乳房再建術とは

乳房再建とは、乳ガンの手術によって失われたバストを取り戻すことです。
乳ガンなどの摘出手術によってバストを失ってしまうと、精神的・肉体的影響はとても大きいものです。女性としての一生を考える上で、失った乳房を取り戻すことの出来る乳房再建は、とても大切な選択肢の一つと言えます。

施術法

乳房再建の方法は、一般的にインプラント(人工乳腺)を挿入する「インプラント法」と、患者さん自身の背中やお腹から皮膚・皮下脂肪・筋肉を移植する「筋皮弁法」の2つがあります。また、クリニックによっては自分自身の脂肪を吸引しその脂肪により乳房の再建を行う方法もあります。

乳房再建

特徴

  • ・方法によっては入院が必要になる場合があります。
  • ・手術の時間は3~4時間ほどです。

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